紹介本:できる子・考える子を育てる本当の国語力~6歳から親子で伸ばす~

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国語力の重要性はひしひしと感じるものの、国語って勉強の仕方が漠然としていて、どうやって力を付けてよいのわかりにくいですよね。

私自身、学生時代は国語がとても苦手だったので、習得するコツみたいなものは全然まったくわかりません(汗)。大学受験時のセンター試験対策で、予備校でちょろっとテクニックを学んだくらい。

濃い「もや」がかかっていて、つかみどころの無い存在の国語。

そんな「もや」を一気に晴らしてくれたのがこの本です。

国語へ「論理的」にアプローチしている良書

この本の素晴らしいところは、とても「論理的」に国語と向き合っているところ

一番重点的に解説してある読解力については、説明文、論説文、物語文それぞれのジャンルでの読み解き方のテクニックがわかります。このあたりは、小学校高学年以上向けに教える為、または、学ぶ為の参考書として使えそう。

また、作文の書き方についても、方法がとても具体的で論理的。一部を紹介してみるとこんな感じです。

私が学生時代にこういう参考書に出会っていれば、もっと国語で高得点が取れただろうなあと思うくらいの良書です。国語のもやもやした曖昧さをすぱっとわかりやすくまとまられています。

また、小学校低学年~中学年の親向けとしては、現在の国語教育の実態や国語力とは何かについての解説がされており、それもとってもわかりやすい!

今回は、小学校低~中学年の親向けに書かれた部分について、私が記録しておきたいと感じたポイントについて、まとめたいと思います。

学校の国語授業では、勉強の「やり方」を教えない

確かに~!と思ったのがこの言葉。学校の国語授業では「読書のやり方」や「読解のやり方」など、具体的な「方法」は教わりません。教科書に書いてある内容のを理解するための授業が行われ、文章を細かく理解し、味わう力を付けることはできます。「楽しむ」読書の延長線にある勉強方法を学ぶんです。

よく考えれば、国語に限らず学校の授業って勉強のやり方をテクニック的に教えませんよね。テクニックは、塾や参考書から学んだ記憶が。

もともと国語が得意な人が、国語の先生だったり問題集の製作者だったりなので、勉強方法を論理的に伝えられない。また、学習塾では学習効果の出やすい英語や数学を中心に採用する為、国語を教える先生がまったく専門外ということさえある。と本書には書かれています。

こんな状況だと、国語が不得意な子が得意になることはまれですね。

私自身も、国語勉強に方法論があるとは思っていませんでした。小学校中学校時代、塾でも国語をそれなりに勉強していましたが、テクニックを教わった記憶がなかったので。

「もや」を晴らしたのは、国語力を図式化した「国語力ピラミッド」

出典:本当の国語力~6歳から親子で伸ばす~

「国語力ピラミッド」は、国語力を図式化したものです。これ、すっごく腑に落ちました。

この図を使うと、どうして同じように国語の勉強をしていても、その結果に差が付くのか説明できるようになります。

例えば、同じようにたくさん本を読んでいて、たくさん漢字を知っていても、作文が上手に書けない子どもというのは、第一層の生活経験が少ない為、小さなピラミッドしか作れず作文する力が弱いのです。

出典:本当の国語力~6歳から親子で伸ばす~

生活体験が豊富な我が子の、国語力ピラミッドが「小さい」理由。

うちは、子どもを連れてよく出かけます。様々な体験をさせたいという思いから、体を動かしたり知識を得られるようなイベントに行ったり、ありとあらゆる公園に出かけたり。

なのに、生活体験の土台がとても小さく思うのです。手ごたえがとっても弱い。いくら体験を増やしても、ピラミッドの土台が大きくなっている実感が持てないのです。

このもやもやの理由が、本書を読むことで判明しました。

生活体験とは、どこかに出かけたり、何かに取り組んだりした経験でだけではありません。日常の小さなできごと、たとえば、友達と遊んだことやご飯を食べたことに対して、心の中で自分の言葉で考えられているかどうか。どれだけのことを思い感じて、生活しているかということこそ大事なのです。

小1の娘は、たくさん出かけても、イベントに参加しても、特に感想はありません。何が一番楽しかった?と聞いても、全部楽しかった、というだけで細部まで覚えていない。

「思い感じて」体験をしていないから、いくら色々なイベントに行っても生活体験の土台が大きくならないんですね。

体験したことについて、もっともっと自分の言葉で考えさせる必要があることがはっきりとわかりました。

国語力の基本は「家庭の会話」にある。

家庭での生活や会話・学習が国語力の基礎をつくっており、毎日の会話に国語力の芽があるそうです。

は~、、、やっぱりここでも言われてしまいました。。。もともと子どもと会話するのが苦手で、幼児期に国語力を上げるようなかかわり方をしてきていません。またまた後悔の波が。。。

この春、長女が小学生になりました。 小学生になったら勉強の習慣をつけることが大事だと聞いたので、登校前に朝学習の時間を設けることに。進...

会話のポイントは、子供の話を聴くこと

子供が何か話そうとする前に、「それはいいからこうしなさい。」と命令したり、何かを伝えようとしている途中なのに「ああ、それはこういうことよ。」と説明するのはNG。

子どもは自分の気持ちや考えたことを言葉で伝える機会を失います。自分の考えを説明しようとすることで、力を付けていきます。話す前からつぶしたり、先回りして親自身が説明してはいけません。

親が関心を持つのは愛情表現。子供はいやでもおしゃべりになる…?

これは、我が子にはあてはまっていません。

私が「学校どうだった?」と聞いても、娘は反応が薄く、ほとんど話さない。もっといろいろ話してほしいのに。関心を持てば話してくれる前提で話がすすんでいるので、そうじゃない場合にどうすればいいのかは特に書かれていないのが残念。。。

話してくれない我が子には、この作戦でいきます。チャレンジ1年生の保護者向け読本にあった「表現力アップの声かけのコツ」。

訳あって、ママ友からチャレンジ1年生8月号の教材を一式頂きました。 内容を見たところ、やっぱりすごい。ホントよくできてる。 通信...

正直、家庭での会話の重要性を言われる度に、プレッシャーを感じてしまいます。国語力に自信の無い親がいくら会話をしたって、内容が薄く、導く要素も無く。子どもの能力を引き上げてあげられないダメな親だなあ、、と。だから、子どもも国語ができないし、言葉も遅いのでは、、と落ち込んじゃいます。

ま、落ち込んでいても何も変わらないから、やれることをやるべし!

もしかしたら、真の意味での「聴く」ことができていなかったので、子どもの話す意欲をそいでしまったのかもしれないですね。会話する時に、気を付けてみようと思います。

家庭でできる国語力アップの学習法

国語の基礎力は10歳までに身に着けることが望ましいそうです。

説明的な文章が理解できて、論理的な言葉を自分でつかえるようになるのが10歳くらいからなので、それまでに基礎力を身に着け、母語の習得できるタイムリミットの13歳までの4年間に国語による論理的な思考力を獲得するのが理想的なスケジュールのようですね。

国語力ピラミッドの1層~4層の基礎学習を鍛えるべく、年齢別の学習法がありました。

出典:本当の国語力~6歳から親子で伸ばす~

上の娘は現在小学校1年生の6歳です。この表によると、娘に必要な学習は、

≪特に重要≫

・暗唱(文章を丸ごと覚える)

≪重要≫

・音読、漢字、読書、生活体験

作文を書くときは、絵日記で。無理してやらなくても良いとのこと。

暗唱はまったくやらせていない!そもそも、暗唱って何?どうすればよいんだ!?!?後日、調べようと思います。。。

まとめ

・国語にも明確な方法論がある

・小1娘、色々経験しているはずなのに手ごたえが無い理由

・暗唱は重要度が高い

この3点が現時点で本書を読んで私自身が得たものです。

大学受験の参考書としても使えるような内容だし、何よりもぼんやりとした国語という教科について、明確&論理的にアプローチしている点がとても評価できます。今後も、国語について悩んだ時に手に取りたい本ですね。

読んでいただきありがとうございました(*^^*)

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